釣りきん:本鱒
三越前の「釣りきん」という寿司店で、「地魚あら 塩蒸しぽん酢」という品をいただいた。
魚の名前を聞いたら、「本鱒です」との答え。
つまんでみる。身の味がとても上品でおいしい。
あれ……、本鱒ってなんだっけ。
桜鱒(サクラマス)は知ってるけどなあと思いながら調べてみたら、同じものだった。
岩手や山形の一部、関東の市場では「本鱒」とも呼ばれるらしい。
桜の開花時期とこの鱒が獲れ始める時期が重なることから、「桜鱒」とも呼ばれるようになったという。
北海道では7月くらいまで獲れるとか。
鮭と似ているけど、蒸すとより違いがわかる。香りを感じられるほど控えめなのに、旨味はしっかり広がって。目玉の裏にあるトゥルントゥルンのコラーゲンがまたたまらない。
「はなたれ」という居酒屋と同じ系列で、「釣りきん」は野毛にもあるようだ。
ただ、時季的にさすがにそろそろ本鱒とはお別れかな、今年は。
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