饆饠=ピラフ?

ある取材に同行した際、インタビュイーの方から「矍鑠」という言葉を教えていただいた。恥ずかしながら人生で初めて出合った字だったので読み方がわからなかった。

フォントが小さいと見づらいので大きくすると、

「矍鑠」

読みは「かくしゃく」。

年と重ねても丈夫で、パワフルであるさまを表した言葉だ。

 

 

ほかには、Yahoo!ニュースに挿入されている動画から、

「饆饠」

という漢字を知った。

「ひつら」と読み、米を炒めて作るあのピラフを指すという。

 

この動画には、

「ペルシャの米料理『ピラウ』が中国に伝わり、饆饠と当て字された」

とある。

「ピラフ【pilaf】」はフランス語だけど、調べてみると確かにペルシャ料理の「プラウ【pulau】」(読み方は少し違う)がフランスに渡ったものだという記述が多い。

ふんふん、ペルシャからインドに渡ったものが「プラオ【pulao】」、トルコに渡ったものが「ピラウ【pilav】」なのね……と理解したつもりになって調べていたら、「ルーツはトルコにある」という記述、さらには、「語源はインド・サンスクリット語の『プラーカ【pulāka】」という記述も見つけた。

 

これは……(沼に右足突っ込んだ感覚)。

 

検索窓に「饆饠」と入力して検索してみた。

米料理ではなく、クレープのような画像が出てきた。

糯米または小麦粉の粉をといて薄く焼き、中に餡を入れた唐菓子だと書いてある。手元にある『スーパー大辞林3.0(大辞林 第三版)』は「ひちら」で調べると出てくる。

 

漢字の話を書きたかったのに、別の謎にはまってしまった。

米料理の歴史が気になって仕方ない。

米料理と「饆饠」のこと、もう少し調べてみよう。

「炒飯」はいつ出てくるんだ。

2018年07月24日 | Posted in ことば | タグ: , , No Comments » 

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