東京シードルコレクション
東京ビッグサイトで開催された「東京シードルコレクション」に行ってきた。
ざっくりいうと、国内外のリンゴの醸造酒「シードル」が楽しめるイベントだ。
3年前まではキリンのハードシードルくらいしか知らず、リンゴのお酒と聞いても、リンゴジュースのような甘い飲み物なんだろうなと思っていた。
だが、フランスのシードル(「Cidre」はフランス語)を飲んだとき印象が変わった。思ったより甘くなく、コクがあり、独特のにおいがあった。フランス・シードル独特のにおいは、発酵させる工程で発生するものらしい。
イギリスやアメリカでは「サイダー」、スペインでは「シードラ」と呼ばれていることや大体の味の違いなどを知り、今は現地でどのように飲まれているのか少しずつわかってきたところ。
リンゴといえばフランス北西部・ノルマンディー地方のイメージが強いけど、その左隣にあるブルターニュ地方でもたくさんシードルが造られているという。そういえばガレット発祥の地もブルターニュ地方だ。
イベント前日に別件でお会いしたあるシェフは、「昔、僕が住んでた頃の印象ですけど、シードルは立ち飲みで飲むイメージですね」と。
フランスでは、ワインよりもカジュアルに飲まれているそうで、別の方からも「わかりやすくいうと、レストランでというよりは居酒屋で楽しむタイプのお酒」と聞いた。
そのカジュアルさ、気楽さがいいなあと思う。
・ONCE APON A TREE・サイダー(イギリス西部・ヘレフォードシャー州)
・アプルヴァル・シードル(フランス北西部・ノルマンディー地方)
・アウトサイダー(アメリカ・西海岸ワシントン州&その下のオレゴン州)
・シードル ヴァル・ド・ランス(フランス北西部・ブルターニュ地方)
等々、どれもとてもおいしかった。
また、「ムラン家」のシードル(ノルマンディー地方)とボスケソチーズラボの「SHIRAKABA」が印象的だった。応援。
ムラン家(サムネイル写真のお二人)
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ボスケソ
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