「湯」とつく名の漢方

5月の上旬に風邪をひき、とあるクリニックで漢方薬を処方してもらった。
おなじみの「葛根湯」と「桔梗湯」。
風邪の引き始めに葛根湯をドラッグストアで買ってのむことはよくあるけれど、桔梗湯をのむのははじめてだった。
甘草(カンゾウ)と桔梗(キキョウ)の2種類の生薬を配合したもので、のどが腫れて痛みが強いときに処方されるらしい。

「湯」と名前の最後についているものは、(本来は)ぬるま湯でとかして少しずつのむものらしい。しかし、そういうのは我関せずで、水で流し込んでいた。

改善の兆候がみられず、喉元にウイルスが棲んでいる感覚がとれない。
別のクリニックで抗生物質を処方してもらい、強引に治した。

治ったと思いきや、その数日後から咳がとまらなくなった。
咳といっても「コンコン」ではなく、「ゴホッゴホッ! グフッ! ケンッケンケンッ! グゥフ! グエエエエエエエエ」といった周囲にいる人を不安にさせるような咳だ。しかも延々2分くらい続く。
こんな咳をしててはいけない。呼吸器内科で診てもらい、「麦門冬湯(バクモンドウトウ)」という漢方と白い西洋薬2種を処方してもらった。

また漢方薬だ。
麦門冬湯の説明書きを見ると「痰がきれにくく、のどにからんだりするときの咳や気管支炎に効果があります」とある。
早く治りますようにとお祈りしながら1日3回服用した。

全然治らない。
西洋薬ものんでるのに、3日たっても治らない。
どころか、咳で夜間何度も起きてしまうほど悪化した。

ある夜中、睡眠不足と自分の咳で目が覚める苛立ちで、思い切って3包のんだ。そのときはお湯に溶かしてのんだ。それだけでは飽き足らず、残っていた桔梗湯を引っ張り出し、のどに直接絡むように少しのお湯で溶き、なめるようにのんだ。それを繰り返した。※よい子は真似しないでください。

2日後からようやく改善。
咳からも解放された。
漢方のこと、もう少し勉強したい。

2018年05月31日 | Posted in 東洋医学 | タグ: , No Comments » 

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